2015年12月22日

体幹「体幹の中のマイナーな筋肉と腰痛の関係」について

「体幹の中のマイナーな筋肉と腰痛の関係」について、というテーマでお話しようと思います。


一般の方には筋肉の名前なんてなかなか馴染みがないと思います。


そこでまず体幹の筋肉のなかで、メジャーな筋肉をご紹介したいと思います。


まず最初に来るのはやっぱり「腹直筋」ですね。


これはいわゆる皆さんが普通「腹筋」と呼んでいる筋肉の事です。


「シックスパック」と称される部分で筋肉バリバリの方のお腹のでこぼこ部分だと思っていただければいいと思います。


次にメジャーなのは「外腹筋」という筋肉ですね。


これはいわゆる「脇腹」の筋肉です。


筋肉バリバリの方の脇腹に斜めの斜線状に走っている筋肉がこれに当たります。


また、これはちょっとマイナーかもですが、外腹斜筋の内側に内腹斜筋という筋肉も走っていて同じように脇腹を収縮させるためにある筋肉です。


背中には「脊柱起立筋」という、背骨の両脇に長く走っている大きく長い筋肉があります。


これらの比較的メジャー(それでも一般の方には馴染みが薄いと思いますが)な筋肉と言われているもので、専門用語では「グローバル筋」なんて言われ方もしています。



これらの筋肉は体幹の比較的外側にあって体幹を大きく動す働きをする筋肉なんです。



これに対して、ローカル筋というとてもマイナーな筋肉があります。


これらはサイズも比較的小さく細く、身体の内側の、さらに奥の方についている筋肉なのです。


その一つに「多裂筋」という筋肉があります。


もう、見るのも聞くのも初めてという方も多いと思いますが(^^;


これは背骨の周辺についているとても小さく長い筋肉です。


脊椎をチェーンのようにつないでいる筋肉だと思ってください。


上体を曲げた時に多裂筋が機能していると脊椎は「しなやかに湾曲」します。


したがって外側にある筋肉とのバランスも良くあまりグローバル筋に過度な負荷がかからないようになります。



しかし、この多裂筋がうまく機能しないと脊椎はどこかで折れ曲がるように曲がり、結果グローバル筋・・・・特に背中の筋肉に過度な負荷がかかり腰痛を引き起こす可能性が高くなるのです。


とある実験があります。


多裂筋に対しての筋電図をつけた実験で


事前に1kgの重さですと知らされて1kgを持つ

事前に4kgの重さを持つと知らされて4kgを持つ


という実験をした場合、両方とも重りを持つ「ちょっと前」にグッと多裂筋の出力が上がるカーブをグラフが描くそうです。


脊柱の奥の方なんて力をどうやって入れていいかわからない方がほとんどだと思いますが、自然と重りに対して体が準備を整えるようになっていると言えます。


ちなみにこの筋肉の出力カーブは重りを上げたらどんどん下がっていきます。


次に1lgと事前に知らされて4kgの重りを持った場合なんですが・・・・


事前の多裂筋の筋肉の出力の上がり方は事前に1kgと知らされて1kgを持つのと同じカーブを描きます。・・・・当たり前ですよね(^^;



しかし、持ってみたら4kgだった場合、その後の出力のカーブは急上昇してどんどん上がっていくカーブを描きます。


つまり、一度上げた後に「予測した重さじゃない」と時間差で出力を上げ重さに耐えようとするのです。


この予想外の負荷がかかった時に機能不全&腰痛になる可能性が高くなります。


この意識しづらい多裂筋の機能させるには、四つん這いになっていただき、背中を丸めたり、反らしたりするストレッチをそれぞれ5秒ずつキープするようにしましょう。


背中を丸めるときは背骨の一つ一つが綺麗なカープを描いて、橋(ブリッジ)のようになるようにイメージしましょう。



背中をそらす時も背筋が綺麗なカーブを描くように行い、どこか1点で「パキッ」と折れたカーブにならないように注意してください。



腰椎・脊椎がこのエクササイズで美しくカーブを描ければ、多裂筋を刺激しますので!!!(^^)


よろしければご参考にしてください(^^)



ではでは!!!!!
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posted by てっちゃん at 16:44| 腰痛基本